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防災技術者のひとり言

· 森と水と,防災,要配慮者

私は株式会社森と水とを東日本大震災の年の春に設立しました。

もともとは環境や都市計画の調査計画などをやっていました。

それが、阪神大震災以降、防災の仕事をするようになり、独立後もできることを仲間たちとしています。

森と水とは、東日本大震災による津波で多くの友人、知人が被害にあい、昔、遊んでいた海岸や田畑などが、一瞬にして見る影もなくなった風景を見て、故郷の復興を祈り、何かできないかと思案し、自分だけの思い込みですが、森と水とという願いを込めた会社を設立しました。

これまで、市町村の防災計画やハザードマップ、マニュアルなどつくり、防災対策にわずかながら貢献できているかと自分の中で思ったりいたしましたが、各地で起こる自然災害はそのたびに多くの被害を出し、人々の苦しみはなくなりません。

今も九州北部豪雨災害の後も北陸、東北と各地で災害が続いています。

自分にできることは何か、改めて考える毎日です。

人の命ほど尊いものはありません。

国はハード面だけではなく、市町村や自主防災組織などのマニュアル作成、防災教育・訓練などに、より積極的に予算化し、財政面からの支援が必要です。

また、要配慮者といわれる人々への手厚い支援も重要です。

今日は、私のひとり言でした。