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下水道による浸水対策達成率のこと

                 下水道の大雨対策、まだまだ不十分

· 浸水対策,内水氾濫,下水道,ゲリラ豪雨

 ゲリラ豪雨のように時間当たりの降雨強度がきわめて高い大雨がごく普通に現れるようになりました。国は「5年に1度程度の大雨」に対応できる下水道の整備を進めていますが、未だ遅れている状況です。アスファルトで覆われ都市化が進み、下水道で処理できないほどの大雨が降った場合、堤防が破堤した場合の洪水と異なる「内水氾濫」が発生し、大きな被害につながることがあります。

下の地図は、今回公表になりました全国の下水道浸水対策達成率を県別に弊社でGISで地図化したものです。

島根県が最も低く17%、東京都が66%、神奈川県が62%となっており、一番対策が進んでいるのは京都府ですが、それでも79%となっています。

内水氾濫は局所的に発生しますので、県全域で内水氾濫が発生するわけではありませんが、大雨警報や避難勧告、避難指示などが発令されたとき、これらに十分注意することが重要です。

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