森と水との鎌田です。
以前から行っていました産業廃棄物処理施設の設置に伴う生活環境影響調査が2案件、同じような時期に終了しました。2案件は、岩手県と仙台市に立地する施設でした。
オーナー様、ありがとうございました。
この2案件で私がこれまで手掛けた件数が150件を超えることができました。
騒音対策など、環境保全対策を工夫し、防音対策についてもアドバイスできて良かった
と思います。
以前もお話ししたことがありますが、近年は環境予測にもシステムソフトを使ったものが非常に多く見られます。ただ、「このソフトを使ってこの結果になりました」という報告書への記載のみで、検証することはとてもできないものがすごく多いのが現状です。
一般の方々は、なんだか難しそうなシステムを使って予測されたものだからきっと正しいのだろうと理解するかもしれません。
大気汚染でも騒音振動でも、予測条件をきちんと示し、予測過程の様々なファクターを記載し、少々難しいのは仕方がありませんが、第三者が検証できるような予測解析をすることが私は非常に大切なことだろうと考えています。
岩手県、仙台市の2つの案件は共に破砕処理施設の設置に伴うものでしたが、当然ですが立地条件や設置する建築物がまるで異なるため、それぞれきちんと検証可能な形で報告書を作成いたしました。
おかげさまで予測解析に関してなんの指摘もなく、工程上も最短でできたと我ながら自信が持てた案件でした。
台風19号と後の大雨による被害のため、災害廃棄物の問題が非常に大きく報道されています。
基本的には一般廃棄物ですので、行政が責任をもって処理することが第一ですが、災害廃棄物の問題が解決しないと復旧や復興もままならないのも事実です。
災害廃棄物処理計画で民間処理業者との間に協定を結んでいるところもあると思いますが、実際は、災害廃棄物処理計画そのものを策定していない自治体の方が非常に多く、計画策定は間に合いませんので、ここは官民をあげて被災された皆さんのために協力することが大切です。
災害の話しになってしまいました。
どうしても私自身が環境と防災の仕事をしていた関係で黙っていられないのです。
私は今、産業廃棄物処理施設の設置に伴う生活環境影響調査を中心に仕事をしていますが、これまで感じたことや気が付いたことなど、これから「生活環境影響調査 ミニコラム」として随時アップしていきたいと思います。
今後とも、株式会社森と水とをよろしくお願いいたします。
また、このコラム記事をご覧になって頂きました皆様は、是非、HPの方もご覧になって頂ければ幸いです。
株式会社森と水と
